医療脱毛の最適な通院の頻度は?

医療脱毛を受けようかとご検討中の方の中には、「どれくらいの期間クリニックに通えばいいのだろう? また、どれくらいの間隔を開けて何回くらい通院すればいいのだろう?」という疑問を感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

クリニックによっては「○ヶ月ごとに○回」といったスケジュールまで施術メニューに定めているところもみられますが、それは本当に脱毛に最良なスケジュールなのでしょうか?

そこで、医療脱毛で望ましい通院頻度や治療期間などについて、「ムダ毛が生えるしくみ」から詳しく説明していきたいと思います。

「毛周期」について知りましょう

医療脱毛では、クリニックによって異なりますが、およそ数週間~数ヶ月の間隔を置いて脱毛施術をします。これはなぜでしょうか?

期間を詰めて集中的に治療を受けることはできないのでしょうか。または、一気に完全に脱毛してしまうことはできないのでしょうか。

これは、実は人間の体毛の「ある性質」によって不可能とされています。その性質とは、体毛の「毛周期(もうしゅうき)」のことです。

人間の体毛は、一定の期間を経て

  • 成長期…毛が生えて成長する
  • 退行期…成長が止まり、やがて自然に抜け落ちる
  • 休止期…しばらく毛が抜け落ちた状態が続き、次の毛を生えさせる準備をする

というサイクルを繰り返しています。

これを毛周期または「ヘアサイクル」と呼ぶのですが、同じ部位に生えている体毛であっても1本1本毛周期が異なり、たとえば「わき毛がいっせいに生えそろい、一気に抜け落ちてツルツルになる」といった現象が起きないようになっています。

いつも一定の量の毛がそれぞれ成長期・退行期・休止期の状態にあり、適宜生えたり抜けたりを繰り返しているため、体毛の量はおよそ一定に保たれているというわけです。

なぜ施術の間隔をあけるの?

体毛はこのような性質を持つため、仮に1回の施術で皮膚の表面に生えているすべての毛を完全に脱毛してしまったとしても、次々と新しい毛が表面に顔を出してきます。

こうした理由から、医療脱毛では「施術と施術の間隔を十分に開けて、次々に成長期を迎えて伸びてくるムダ毛を迎え撃つ」という方法をとります。

この流れをご理解いただけると、施術と施術の間隔は「成長期の毛を脱毛し、次に成長期を迎える毛が目立ち始めた頃に次の施術を行う」というペースがもっとも効率的であるということがおわかりいただけるでしょう。

あまり間隔が短くても効率が悪く、逆に長すぎると「脱毛治療中にもかかわらず効果が実感しにくく、ムダ毛の悩みが改善されない」ということになってしまいます。

このため、ムダ毛に悩む部位や個人差によるバラつきはあるにせよ、およそ数週間~数ヶ月に1回のペースで施術を行うべきだと考えられます。

主要部位の毛周期

体毛の毛周期は部位によってかなり違いがあります。体毛は一般に、外部にさらされやすい部位ほど摩擦で抜け落ちやすいためか、毛周期は短くなる傾向が見られます。

  • ワキ:半年~1年
  • すね・足:半年~10ヶ月
  • 腕:半年~8ヶ月
  • VIO:2年~3年半

※上記はおよその目安。毛周期は大きな個人差があります。

ちなみに髪の毛周期は3~6年と長く、それに比べると体毛の毛周期が短いことがおわかりいただけると思います。

この毛周期に合わせて数週間~数ヶ月に1度の脱毛施術を行い、それを毛周期が一巡する全期間にわたって繰り返せば、永久脱毛またはほぼ理想の毛量にコントロールすることができるでしょう。

【まとめ】通院頻度はクリニックとよく相談して

毛周期の原理を知ることで、「なぜ脱毛治療は1回で済ますことができないのか」「適度な通院頻度はどれくらいか」といったことがおよそご理解いただけたことと思います。

また、体の部位によって毛周期は大きく異なるため、脱毛したい部位によっても通院頻度・施術回数が異なることも説明しました。

クリニックの医療脱毛治療では、治療を始める前に通院頻度や施術回数などについての提案が医師からなされると思いますが、ここで説明した内容を頭に入れておいて、治療方針が納得できるまで医師と相談してください。

なお、学校や仕事の都合で最適な通院頻度を保てない方もいらっしゃるかもしれません。そういう際は医師と相談することである程度通院間隔を調整することもできると思われます。

ただし「忙しいから通院回数を極端に減らしてほしい」など、無理な注文をつけるとお望みのような脱毛効果が実感できない可能性が高くなるのではないでしょうか。