医療レーザー脱毛の機器はどれがおすすめ?

はじめてクリニックなどで脱毛を受けるという方は、「どんな機械を使うの?」「医療レーザーを使うって聞いたけど、どんなもの?」など、脱毛機器について分からないことも多いでしょう。

現在、医療レーザー脱毛を行っている医療機関では、医療レーザーの脱毛機器を使用しています。そこで、医療レーザー脱毛を行う際に、素朴な疑問を持っている方へ、医療レーザーの脱毛機器についてご紹介します。

医療レーザー脱毛って何?

医療レーザー脱毛とは、その機器を用いて、医療レーザーを毛のある肌に照射することで熱を発生させ、その熱により、毛の根っこにある毛母細胞(もうぼさいぼう)を破壊することで、毛が生えてこないような状態にすることができるものです。レーザーは、黒い色素だけに反応するのが特徴です。

毛母細胞は毛の根っこのふくらんだ部分にある細胞のことで、毛細血管から供給される栄養素や酸素を毛乳頭(もうにゅうとう)と呼ばれるところから受け取って、細胞分裂を行うことで、毛を作り出しています。そして毛を作り出す過程で、メラノサイトという細胞からメラニン色素が受け渡され、髪の内部に取り入れられます。

メラニン色素は黒い色を持っているため、レーザーに反応して熱が発生します。そして、その熱によって、毛母細胞が破壊されるのです。レーザーは、黒い色にしか反応しないため、他の皮膚の組織にダメージはありません。

ちなみに医療レーザー脱毛は、医療機関で医療従事者しか施術することはできません。その医療レーザー脱毛に使う機器を扱えるのも、もちろん医療従事者のみです。

医療脱毛に使う医療レーザーと脱毛機の種類

医療レーザーで脱毛を行っている医療機関では、様々な種類の医療レーザーを用いた脱毛機器が使用されています。では、実際、医療機関ではどのような医療レーザーを使用した脱毛機が使われているのでしょうか。

脱毛に用いられる医療レーザーは、「アレキサンドライトレーザー」「ダイオードレーザー」「ヤグレーザー」の3種類が主になっています。その代表的な機種と共に、各医療レーザーの特徴をご紹介します。

ダイオードレーザー

ダイオードレーザーは、その安全性の高さから、今日本で最も多く使用されているといわれている医療レーザーです。一番の特徴として、低刺激で痛みが少ないといわれている点や、日本人の肌に波長が合っている点などが挙げられます。

例えば、ダイオードレーザーには次のような機種があります。

  1. ライトシェア・デュエット
  2. メディオスターNeXT
  3. ソプラノアイス

いずれも現在、医療脱毛クリニックで使われている機器ですが、特にライトシェア・デュエットは痛みが少ないといわれています。また、細い毛を脱毛しやすいという特徴もあるといわれています。多くの医療脱毛クリニックで使われており、とても人気で評判も高いです。

もともと医療レーザーで脱毛を行いやすいのは、太くて黒い毛だといわれています。先ほどどもご紹介した通り、医療レーザーは黒いメラニン色素に反応するためです。そのため、細い毛や産毛には反応しにくく、脱毛効果が得られにくいといわれています。

しかし、特にライトシェア・デュエットは産毛にもある効果が出やすいといわれています。

ライトシェア・デュエットの特徴

  1. 照射口が広いため、照射の回数を減らすことができ、痛みを感じる回数を減らす。照射時間も短縮される。
  2. 皮膚を吸収して脱毛する吸引式を採用。脱毛したい部位に集中して照射することができ、毛のある部位が照射する範囲により近づくため、通常よりもレーザーの力を弱く設定することができる。そのため、低い出力で大きな効果が得られることから、痛みも軽減される。
  3. メラニン色素の多い東洋人の肌に合っている。

このように、ライトシェア・デュエットには多くのメリットがあります。

アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーは、日本の多くのクリニックで使用はされているものの、ダイオードレーザーよりも痛みが多少強いといわれています。ただ、冷却しながら照射するため、実際、痛みは軽減されているといわれています。脱毛だけでなく、シミなどの審美治療にもよく使われています。

アレキサンドライトレーザーは、特にメラニンに対して効果を発揮します。毛根細胞にダメージを与えられるので、脱毛効果は高いといわれています。ただし、その脱毛力が高い分だけ、レーザーの光が強いことが、痛みも強くなる理由といわれています。

アレキサンドライトレーザーには、次のような機種があります。

  1. ジェントルレーズプロ
  2. アリオン

アレキサンドライトレーザーの中でもジェントルレーズプロと呼ばれる機種は、ジェントルレーズの後継機種といわれており、4倍ものスピードアップを叶えているそうです。また、産毛の脱毛もできるといわれています。

皮膚の表面の層に対して、冷却ガスによって肌を保護する仕組みが備わっているため、火傷のリスクも抑えています。シミやそばかすの治療にもよく使用されています。

ヤグレーザー

ヤグレーザーは、メラニンへの吸収が他のレーザーと比べて低めという特徴があります。

色素が黒い、濃い毛に有効といわれています。その理由は、他のレーザーと比べて波長が長いという特長があるためです。また、肌への負担が比較的少ないといわれています。そのため、場合によっては、日焼けした肌でも照射できることもあります。こちらも短時間での照射が可能です。

ヤグレーザーには、次のような機種があります。

  1. ジェネシス
  2. クールグライド

ヤグレーザーの中でも、ジェネシスはよくクリニックで使用されている機種です。小ジワやたるみ、毛穴の開きなどに効くといわれています。脱毛用途でも使用されることがあります。波長が長いため、男性のヒゲにも使用できるとされています。

ハイブリッド型

アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを組み合わせた、ハイブリッド型の機器です。2つのレーザーを使い分けることで、毛質が異なるさまざまな部位にも柔軟に対応できるというメリットがあります。例えば、次のような機種があります。

  1. ジェントルマックスプロ
  2. エリート

自分の毛質に合った機種を選んでもらおう

各医療機関によって、さまざまな医療用レーザー機器がありますが、評判はさまざまです。しかし、現状、各機器はどんどん進化しており、改良が加えられています。いずれも脱毛効果に差異が出ないように工夫されています。

このことから、医療用レーザーの脱毛機器を自分で調べて、比較して選ぶというのは少し難しいかもしれません。口コミも多少は参考になりますが、人によって効果はさまざまなので、参考程度にしかなりません。

最もおすすめなのは、医療機関ごとに推奨している機器とその理由を聞いたり、相談したりして、自分の肌の日焼けの度合いや、毛質、毛の濃さなどに合ったものを選ぶことです。

また、脱毛を受ける医療機関の接遇や、カウンセリング時にどれだけ親身になってくれるかなど、信頼面も大切です。そのような医療機関であれば、効果が高く、肌へのダメージも軽減された機器を優先的に使用しているはずです。

エステサロンの脱毛機との違いは?

広く「脱毛」というと、医療脱毛クリニック以外でも行われています。例えばエステサロンがあります。エステサロンではどのような種類の脱毛機が使われているのでしょうか。

もちろん、医療脱毛クリニックで使用されている機器とは異なるものです。なぜなら、先ほども紹介したように、医療レーザー脱毛機は医療従事者、つまり国家資格がないと扱うことができないためです。

エステサロンで使用されている脱毛機は、資格なしで扱えるものです。レーザーではなく、その多くは光脱毛といわれ、光を照射することで脱毛を行うことができる機器です。レーザーよりもパワーが弱いため、脱毛効果も減ります。

そのため、施術に通う回数も15回以上と多くなります。それと比べて医療レーザー脱毛は一部位につき5回程度の通院で済むというメリットがあります。

【まとめ】医療レーザー脱毛の機器はどれがおすすめ?

医療用レーザー脱毛機とは、レーザーを照射することで毛母細胞を熱で破壊して、毛を半永久的に生えないようにする医療機器のことです。

現在、医療用レーザーは大きく分けて3種類が主流になっていますが、基本的には同じレーザー機器であることは変わりありません。ただ、同じ脱毛機器でもエステサロンで使用されているものとは異なる点は理解しておきましょう。

多くの種類がある中で、信頼の置ける機器ほど、多くのクリニックに導入されています。それぞれの機器の仕組みや機能を理解するのは専門的でなかなか難しいものですが、多くのクリニックに導入され、実績のある機器を使用しているクリニックを選ぶのもひとつの方法ではあります。

また、信頼のおけるクリニックに、最も肌への負担が少なく、自分に適したものは何かとカウンセリング時に聞いてみるのもいいでしょう。